タイヤ交換

タイヤの適正空気圧は、車種ごとにカーメーカーが指定している車両指定空気圧と同じです。車両指定空気圧は運転席側のドア付近あるいは給油口等に貼付された空気圧表示シールに記載されています。
なお、自然漏れによる空気圧低下を考慮して車両指定空気圧を基準とし、0～+20kPaの範囲内で調整・管理することをおすすめします。

タイヤは、残り溝が溝深さの使用限度である1.6ミリになる目安としてスリップサインを設けています。摩耗したタイヤで走ると危険なため、スリップサインが周上一箇所でも露出すると、そのタイヤは使用してはいけないことが法律で定められています。
また、スタッドレスタイヤは、溝深さが新品時の50％に減って、プラットフォームが周上一箇所でも露出すると、冬用タイヤとしては使用できません。
なお、50%以上摩耗した冬用タイヤは残りの溝が1.6mmになる(スリップサイン露出)までは夏用タイヤとして使用できます。

ゴム製品であるタイヤは車両に装着して使用し始めると、環境条件などによりゴムの特性が経時変化します。
製造から4〜5年が経過したら、タイヤの交換をおすすめしています。

タイヤの摩耗状態によりますが、新品との摩耗量の差が少ない場合には1本を同じパタンのタイヤと交換することをおすすめします。
新品との摩耗量の差が多い場合には、同一軸装着の2本を同じパタンのタイヤへ交換することをおすすめします。
但し、4WD（AWD）車の場合は、スタッフへお気軽にご相談ください

タイヤの汚れはなるべく水洗いで落としてください。
どうしても美化剤やつやだし剤を使用したい場合には、石油系溶剤を含んだものには、ゴムの変質・劣化に影響を与えるものもありますので注意してください。
水溶性の美化剤やつやだし剤はゴムの変質・劣化に影響が少ないと言われています。

スタッドレスタイヤは、凍結路や積雪路以外での性能も考慮して設計していますので、夏場の走行も可能ですが、夏場には夏用タイヤの使用をおすすめします。
その理由として、スタッドレスタイヤは凍結路や性能を重視して設計したタイヤであり、乾燥路や湿潤路で使用する場合は、夏用タイヤに比べて制動距離が長くなる傾向があるためです。
また、スタッドレスタイヤは夏用タイヤに比べてゴムが柔らかいので、夏場に使用すると夏用タイヤよりも減りが早くなります。

• 雨や水を避けるために、袋などで覆いましょう。
• 直射日光を避けて涼しいところに保管しましょう。
• ホイールを付けたまま保管する場合は、接地部の変形を抑えるため、なるべく横置きで保管してください。また、タイヤの空気圧を使用時の1/2程度に下げてください。
• 床面に置いて保管する場合は、床面の汚れ防止のため段ボール等厚い敷物をご使用ください。